多忙な父との家族の思い出はなく、愛情深い母に育てられた。強面の私でも、孤独な母を「女」として認識するには遅すぎたわけではない…。10年間、母への想いを抑え続けてきた私は、自立できる年齢になった今、母と再会するために行動を起こすことを決意した。初めての給料を使い、母と初めて旅行に出かけた。誰にも邪魔されない静かなホテルで。私は母を心から愛していた。